10月13日の日記

先日私に、”ななさんはやりたくてしょうがないって感じなのですか？”と暴言を吐いた友人の旦那さんは、その後反省しているらしく、ゴルフで会うと毎回のように謝ってくると夫が言う。昨日、彼らがゴルフの間にその人の奥さんに会って話をしてきた。ああいう場では、皆の前で奥さんに”たたない”とか言っていたくせに、実はその人は性欲が旺盛で、どちらかというと奥さんの方があまり、という感じらしいのだ。だから、その人からすると、奥さんに求められるというのは羨ましいらしく、夫と最初にゴルフをした日の帰宅後に、”他のうちでは奥さんがもっと積極的らしいぞ！おまえも見習え！”みたいな事を彼の奥さんに言ったらしい。だから、私にああいう言葉を発したのだ、と聞いたら、なるほど、とつじつまがあったような気がした。それと同時に、とても羨ましかった。”女として見られているって本当に素敵な事だよ”と彼女にも伝えた。彼女は彼女で、いろいろ愚痴はあるみたいだけど、でも夫婦仲にはそれなりに満足しているらしく、やっぱり外から見ているだけじゃわからないものだなぁ、と思った。

引越し屋が荷物を持っていくのはあさって。何もしないでぼーっとしている夫をみて大丈夫なのかよと思っていたら、隣にいるのにメールしてきた。どうせ私が口をきかないからと思ったのだろう。仕方なく引越しについて少し話しをした。家庭内別居が始まってから私は、お客用の布団で寝ているのだけれど、そちらの方が寝心地がよいとわかったので、ベッドは持っていって良いと伝える。そして大きな方のソファーも。夫のものが一切なくなったら、少しは違う心境になるのかな。今は、普通に話をするのでさえも苦痛だけど。夫は日曜日に発つ予定。

ダラスに行ったら使う予定で新規購入した、ベッドフレームとソファーベッドも、キャンセルしなくちゃいけない。とても気に入って、あれだけが引越しの楽しみだったんだけどな。

”君は何を怒っているの？”と、夫は聞いてきた。”私が考えている事を、いちいち話す必要もないと思うし”と私は返答。自分の考えがまとまっていないし、自分の考えを表現する事も下手だし、たとえ伝えても相手は理解してくれないだろう、と思う。もう少し、時間がかかるんだろうな。

”お互いにとって最後の考える良いチャンスなんじゃないの？”と夫は言った。”最後ってどういう意味”と聞くと、”どうせダラスに移っても同じ喧嘩を繰り返す事になるなら意味がないし、子供を持ちたいのならなお更、別れるとすればこれがいい機会なんじゃない”と。まぁね。そんな事、言われるまでもないけどね。夫も、離婚というオプションもあり、と思っているのだろう。そういう態度をとる夫を見ると、余計にげんなりしてしまう。

進んでも進んでも、見えてこないトンネルの光、という感じ。どんなにもがいても、答えは見えない。砂の中を歩いている感覚だ。何もかも、確かなものはない。支えてくれる人たちはいるけど、結局は自分なのだ。自分が強くならなければいけない。しっかり自分の目でみて心で感じ、自分に素直にならなければいけない。でもエンドレスでずーっとそんな事を繰り返しているような気もする。

疲れたなぁ。この言葉しか出てこない。本当に、疲れた。神様とか信じない私だけれど、本当に、”神様、助けて。どうしたらよいのか、教えて。”と言いたくなってしまう。