日本から戻ってきました。無事にグリーンカードとれました。
 
 
日本には約2週間ほどいたけど、結構過密スケジュールで大変だった。おまけに、父親とまたまた大喧嘩し、後半はほとんど家出状態であったので、友達の家や旦那の実家を渡り歩いて、結局実家には帰らずじまい。今回ばかりは本当に頭にきたので、クールダウンするのに相当時間がかかりそうだ。
 
 
帰国翌日、大使館指定のブリティッシュクリニックに行き、身体検査を受ける。身長、体重測定、視力検査、そしてレントゲン。その後血液検査で、ここでは、HIVと梅毒を調べられる。私達は時間がなかった為、8500円程の追加料金を払って翌日サービスを頼んだので、結果は翌日にわかる。しかし、1000人に一人の割合で、血液検査に間違った結果が出る場合があるらしい。この場合は、再検査を要し、これには約2週間かかるらしい。そうすると、私達の場合大使館での面接が間に合わなくなるので、ひやひやだった。私はMMRをアメリカで事前に受けたので、予防接種は免除されたが、予想どおり夫は2本の予防接種を受ける必要があり、15000追加(だからアメリカで受けとけっていったのに!!!)。それと触診。ブラとバンツだけになって、看護婦のいない場所での触診だったので、アメリカではありえない!と思ったが、2秒くらいで終わり。ちなみに先生は、イギリス人のおじさんだった。二人で合計約9万円なり。
 
 
翌日夕方、血液検査が無事終了との報告があり、夫が結果のレントゲン写真と書類を取りに行く。大使館の面接には、この”開封厳禁”の封筒を持っていかなくてはいけない。面接日前日には、夫と二人で書類を確認し、コピーもとって、準備万全にした。
 
 
翌週月曜日、いよいよ大使館での面接。まず二人分の申請料金、1510ドルをクレジットカードで払う。この日は、全てのブースが”Immigrant Visa"専用であった。つまり移民申請専用。以前に他のビザで行った時には、”非移民用ブース”もあったので、日によって違うのだと思った。合計、3回ブースに呼ばれた。最初は、書類提出。必用な書類を確認される。私達は、いざというときの為に、関係書類を全て持っていったので、ほとんどの書類は”必要なし”と返却された。たとえば、自分の金銭能力を証明する、納税申告所などは、家族呼び寄せ時の移民申請には必須だが、抽選の場合は必用なし。アメリカでの結婚証明書(マリッジライセンス)も、戸籍謄本でカバーされる為、必用なし。夫の学歴証明書も必要なし(これは、私が当選した本人なので、審査されるのは私のみであるから)。結局、必用最低限の書類ですんだって感じだ。うちらがここまでの書類を揃えて持っていったのは、事前に大使館に有料サービスの電話で質問した時に、”持ってこなくてはいけません”と言われていたからなのだ。

今さらながら思うが、あの大使館の電話での有料サービスは、高い料金をとるわりには、対応する人間の知識があまりなく、アドバイスが間違っている事が多い。たとえば、”無犯罪証明書”など、アメリカからのも必用とはっきり電話では言われたが、実際は、”アメリカからの犯罪証明書は不必要”とはっきり大使館のサイトに書いてあった。金取るのに、なんという無責任なアドバイスだ!!! まぁ、何かトラブルがあった場合に、関係資料は多ければ多いに越した事はないので、持っていって損はないだろうけれども。 
 

2度目は、指紋をとられる。そして、3度目に呼ばれた時に、面接本番だ。この時だけ、アメリカ人の女性に面接された。最初に、”英語がいいですか、日本語がいいですか”と聞かれ、”どちらでも”というと、”では英語で”と言われ、その瞬間から態度ががらっとかわったように思う。悪くなったわけではないが、日本語の時はやはり、優しい口調なのだ(私達の前に面接した人たちへの対応をみた感想)。文化の違いだなぁと思った。うちら以外は、ほとんど日本語での面接だったようだ。面接では、最初に宣誓させられ、その後は大した事は聞かれなかった。”どうしてアメリカの移民になりたいのですか?””ご両親はあなたの移民希望についてどう思われていますか?””アメリカ内で何度か引越しされているようですが、どのような理由からですか?”などなど。約3分くらいで終わっただろうか。”あなた方の書類に問題はありません。Congratulations!あなたの申請は承認されました”と言われて終わり。この時、パスポート返却まで1週間ほどかかる可能性があると言われたが、実際は次の日の朝10時ごろにはついた。
 
 
この面接から思うけれど、結局は、書類審査みたいなものだなと思った。面接時に他のものより厳しくチェックされたのは、銀行の残高証明書だったように思う。ある程度の貯金があれば、”アメリカで夫婦二人でしばらく暮らすのに充分な預金がある”とみなされ、OKだが、もしも預金がないと、それではどうやってアメリカで暮らしていくのか、証明する必要があるのではないだろうか。そこでたとえば、仕事がすでに決まっている人は会社からのOffer Letterを見せるとか、その時点で関係書類が必要になってくるのかもしれない。私は一応ある程度の預金があったので大丈夫だったみたいだ。アメリカが一番いやがるのは、生活能力の無い移民を、税金で養わなければならないという事だろうから。しかし抽選でグリーンカードがあたった人たちには、他のプログラムに比べ、審査基準も低く設定されているようだ。ある意味、一番楽かもしれない。
 
 
いざロスからアメリカに入国する時、最初は他の日本人と同じ”外国人用ライン”に並ばさせられたが、その後別のラインに行くように言われ(別室ではなかった)、そこで指紋をとられ、サインをさせられ、開封厳禁の書類を渡して、パスポートにスタンプもらって終わり。公式のグリーンカードを貰えるまでには、約6−8ヶ月かかると言われた。
 
 
はれて移民としてアメリカに入国したが、実感がない。。。本当にグリーンカードがとれたんだろうか???本当にVisaの心配なして転職出来るの???
 
 
目的は果たせたものの、今回の帰国は疲れた。一番の原因は、親との喧嘩。この年になって情けないけれど、いまだうちの家族には喧嘩は絶えない(特に父と私)。ほんとうに疲れる。有給とっていったけど、はっきりいって休んだ気がしない。転職したら、次の職につくまえにしばらく休みをとって、ぼーっとする時間を持ちたいなぁ。
 
 
とりあえず今は、時差ぼけぼけ。なおるのにしばらくかかりそうだ。

コメント

唯
唯レイコ
2006年11月12日1:58

おめでとうございます!
私も通った道ですが何年も前の事なので記憶が曖昧でアドバイスとか出来なくてすみませんでした。その医者と個室で二人の触診って変ですよ。普通に終わって良かったですが。

アメリカでの更新の時に戸籍抄本の翻訳も要る?と夫が余計な事を言ったらが要るとか言い出して家まで取りに行ったこともありました。なんか書類は曖昧でした。

今まではアメリカで税金を払っていても空港で旅行者の列に並ばされていたと思いますが、これからはアメリカ人と同じ列に並べられますね。日本人からしたらズルイって思う人もいるかもしれませんが、アメリカで税金を払っているので当然のことだと思います。

私も帰った時に父と喧嘩しました。ウチは年寄りだから変な喧嘩した後に死んでもらったら後味が悪いから喧嘩したくないのに。

なな
なな
2006年11月12日23:58

唯レイコさま、

有難うございます!そうですか、レイコさまも経験者なのですね。
他にもDVビザについて情報が欲しい方がいらっしゃるので、今回はいきさつを細かく書いておいたのです。グリーンカード、とれた時は本当に嬉しいですよね。今までみたいにビザの更新に毎年悩まされる事ないと思うと、それだけでストレスフリーになった気がします。

そう、医者との二人っきりの触診、変ですよね〜。アメリカではありえないと思いました。実際には触るというか、ぱぱっとおなかをさわって終わりという感じでしたが。。。でも、日本にいた頃は、上半身はだかで聴診器で心臓の音とか聞かれてたから、日本ではまだそういう診察法なのかなとも思いますが。アメリカでは、服を脱ぐってありえないじゃないですか。アメリカの文化の方に自分が慣れてきてしまった証拠なのかな。

レイコさまも、お父さんと喧嘩したのですか!それを聞いて、ちょっと救われたような気がしました。。。私の周りの友達は、”親となんてもう喧嘩しないわよ”という人ばかりなのです。旦那の家族は温厚で、喧嘩など全くしないような感じなのに、どうしてうちはいつも喧嘩になるんだろうって、いやになります。今回なんか、”親子の縁切る!”という会話まで出ました。父も私も、いい年なのにね。。。ただでさえ遠くに住んでいるのに、出来れば喧嘩したくないですよね。いつになったら、いい関係が築けるのかな。はーあ。

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