自分の気持ち

2004年5月30日 日常
私には、心から素直になれる二人の友人がいる。ひとりは台湾にいるY子。もうひとりは、韓国にいるN君。二人とも、アメリカで知り合った。そして今、みんな違う場所に住んでいる。
 
 
今みたいに不安定な時、本音で話ができるのは、Y子とN君しかいない。この二人とは、つきあいも長いし、いろいろあった。Y子とはずっと親友で、Y子が台湾に引っ越してから遊びに行ったときに、実はY子はバイで、私に対して気持ちがあったという事を告白されたとき度肝を抜かれた。でも人間的にとても魅力がある子で、事実素敵な子なので嬉しかった。でも私はバイではないので、彼女と時間をかけて話しあい、いやたとえそういう事がなかったとしても、彼女とはものすごく親密な物を感じている。
 
 
Y子と一緒にいるときは、私は誰と一緒にいるよりも楽しい。一緒にいてとてもおもしろい。一緒に飲んでタバコ吸いながらいろんな話をする。彼女は私の心の真髄をついてくる。私の気持ちを読んでくる。こわいくらいに私を理解している。だから私はいつも彼女に頼ってしまう。彼女も、自分の本当の気持ちを私に言ってくる。言葉ではうまく洗わせられないけれど、彼女は私にとって会うべくして出会った存在である。
 
 
そしてN君。彼ともずっと親友で、一時は彼が私に対して気持ちがあると言ったときがあった。私はそんなことつゆしらずで、そのときは彼氏もいたし、でもそれを乗り越えいまにいたっている。
 
 
二人とも、もう何年も会っていない。でも、いつもメッセンジャーでChatしているし、いつでもどこでも連絡できるようになっている。二人ともそばにはいないけれど、私にとっては一番身近な存在だ。本当の私をさらけ出せる存在だ。
 
 
私は今、不安定である。昔の不安定な私が、殻を破って出てきたような感じである。最近、それが怖くてなるべく見てみぬふりをしてきたが、今日、出てしまった。自分を殺してしまいたくなる心境。ほっておいて欲しい心境。でも、うちの旦那にはそれがわからない。いまだに、どう対処していいのかわからない。そしてそれは、彼のせいではない。
 

彼はもともと、違うカテゴリーの人間なのだ。それをわかって結婚した。彼は彼でいいのだ。別にそれを、無理に変えて欲しいなんて思わない。でも、こうなってしまったときに、何も言わずに抱きかかえてくれる、そんなタイプの人間ではない。所詮他人だから。
 
 
人間には、いろいろなカテゴリーがあって、いろいろな役割があって。親はいつも、自分にとってアドバイスをくれる存在。友達は分かりあう存在。一緒に楽しい時間を過ごす存在。そして旦那は、一緒に生活をしていく存在。そういう意味では、旦那はそれなりに役割を果たしているのだと思う。だからこそ、Y子やN君が私に出来る事が、旦那には出来ないという事だって私は理解するし、それはそれでいいのだ。
 
 
ひとりの人間が、全てパーフェクトに出来るなんてありえない。それは昔の上司に教えてもらった事だ。その時点で、私は自分の恋人あるいは夫に、全てを求めるのはやめようと悟った。
 
 
だからいいのだこれで。ただ、こういう風に気持ちが不安定になったとき、Y子やN君のような存在が、身近にいない事を寂しく思う。自分が取り残されたのではないかと、ものすごく不安に思う。
 
 
こんな風に自分が変わってしまったのは全て、もと彼の事件があったからだと思う。人を信用できなくなったこと。自分も、妻子がある人と恋愛関係に陥った経験がある事。この日記を書き始める、きっかけになった去年の鬱状態の自分。もと彼の事は、1年前くらいに書いたけれど、もと彼が逮捕されて今までの一年間の事は全て嘘だったと知ったとき、私の頭の中で何かが起こって、私は人を信用できなくなってしまった。
 
 
昨日、会社の知り合いがもしかしたら不倫しているのかもしれないと目で見て感じたとき、そういう自分の中の不安感が爆発して、今にいたる。一番目にしたくない事を目にしてしまった。自分で頭の中に必死で眠らせていた事が起き上がってしまった。不安感。不信感。まるで汚いものを見るような。目にしたくなかったのに。もしこういう事が自分に起こってしまったらどうしよう。旦那も同じ事をしていたりしたらどうしよう。自分だって妻子ある人と恋愛したことあるじゃないか。だから人の事責められないよ。でも、後悔してるんだよ。やるべきじゃなかったと思ってるんだよ。そしてその罰はいつか自分にめぐってくるんだよ。そしてそれを私は全身で受け止めなくてはいけないんだよ。
 
 
一人で考えている。今日は夫と買い物に行く予定だった。でも朝からもうだめだ。夫は、私の気持ちが変わるまでまっているという。でも。。。彼には私の事が理解できない。そして無理に理解してもらおうとは思ってない。
 
 
私は今辛いです。自分ばかり辛いと思うのは我侭で、それもわかっている。でも辛い。だからこの日記にそれを記します。日記があって良かった。

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