私が私になった理由 − 元彼は犯罪者 No.1 再び
2003年6月24日日記の更新が日本時間にあわせられているようで、私の日記たまに消えちゃってました。。。 No.1が消えちゃってたので、バックアップから、もう一度ここに乗せたいと思います。あしからず。。。今後気をつけますので。。。
No.1より*****************
今日からは、ちょっと自分の事を書いてみようと思う。過去の整理にもなるかもしれんし。ちょっと長くなるけど、読んでくれるかもしれない人たち、ごめんちゃい。
私はこの国のある町に、ちょうど今から8年位前に、日本からたどり着いた。大学を卒業して2ヶ月くらいたった頃。大学付属の語学学校から通い始めた。そこで出会った、アフリカ人と恋に落ちた。彼の名前は、ムーにしとこう(笑)。黒人と、それこそ外国人とすら付き合ったことない私だったから、言葉も通じないし、最初はたじろぐ事ばっかりだった。でも、ムーは私のソウルメイトだった。この世界の、はしっことはしっこから来た私たちが、偶然この国のこの場所で同じ場所で出会い、恋におちた事が、奇跡みたいだった。
とってもやさしい人だった。私たちは、一緒に勉強し、一緒に遊び、互いに支えあった。もちろん喧嘩もたーくさんしたけど、私のムーへの信頼感っていうのはすごいものだったし、とても充実した日々を送っていたのだ。
それから私は、大学院に、ムーは大学に通うことになって、忙しい日々を送り始めた。
2年くらいたってから、ムーの行動が、少しおかしくなった。私に対する態度は同じだけど、勉強に対する熱意とかが、なんとなく薄れていっているような感じだった。ちょっとへんな友達と付き合いだしているみたいだった。でも、私はムーを信用していたから、とりたてて気にもせず、勉強に励んでいた。
そして、3年半がたった。
私は、2つめの修士課程がようやく終わりそうな時期であった。最後の期末試験、これにPassしないと、卒業できない。それにこの時期、就職活動もしていた。日本に帰らず、この国で社会人としての経験をつみたかった私は、外国人として、就職活動に奮闘していた。それはとても厳しいものだった。なにせ現地の人と競争して仕事を勝ち取るのだから。ムーは卒業の段階ではなかった。でもムーがいたから、この国に居残りたいという気持ちも、とてもあったと思う。いつか、結婚できたら。。。彼と離れる事なんて、考えられないのだった。
そんなある日の日曜日の朝6時頃、事件は起こった。
ムーと私は、いつものように、私のアパートでまだ寝ていた。ブザーがなった。誰かきたのだ。電話に出ると、ムーのルームメイトだった。私たちはほとんど一緒に生活していたが、私は私のアパート、彼は彼のアパートがあって、彼にはルームメイトがいたのだ。
"ムーいるか?ムーに下にきてくれるようにって”と、ルームメイトは言った。ムーが下におりていって、なにやら話をして、また帰ってきた。
”ちょっと、でかけてくる。すぐ、戻るから”。
とりたててたいした事はないだろうと思った私は、”うん”といって、また眠りについた。
起きたらもう昼近くだった。ムーはまた帰ってきてない。すぐ帰ってくるって、言っていたのに。
そうちょっと疑問に思い始めた頃、誰かがものすごい勢いでドアをたたいた。
ドンドンドンドン!!!
その音にびっくりした私は、とりあえずドアの除き穴から外を見た。。。が、真っ暗だった。あれ?ドアを開けてみた。
10人くらいのスーツを着た男女がそこに立っていた。のぞき穴を、手で覆い隠して私が中から見えないようにしていたらしい。
”ななさんですか?”
”はい”
”ここにムーさんて方住んでいらっしゃいますか?”
"今はいませんが、私の彼氏ですが”
”ちょっと中を拝見させてもらえます?警察です”
。。。。。は?。。。。。。。。。
ずかずかと、私のアパートに入ってきたその10人の私服警察官たちは、私の部屋を探し始めた。
おろおろしていた私は、ソファーに座り込み、警察官の中の一人が、私に話し掛けはじめた。
"私たちはムーさんではなく、ムーさんのルームメイトを探しているのです。”
”あの。。。何があったんですか?”
"詳しくはまだ言えません。が、ムーさんは、警察で確保されています。ムーさんのルームメイトが、また見つかってないのです。”
2部屋しかないアパートを探し終わるのは簡単な事で、10人の警察官たちは、集まり始めた。警察官は話を続けた。
”ムーさんは、ある犯罪に関わっていた可能性があります。”
"犯罪。。。って、どんな。。。”
"詳しくは言えませんが、お金に関わる犯罪です。人を殺したとか傷つけたとか、そういう事ではありません。今ほかの警察官が、ムーさんを事情聴取しています。”
あまりにもたくさんの事がいっぺんに起こって、私の頭の中は混乱していた。
ムーを信用していた。ムーの言葉を聞くまで、何も信用できなかった。ムーがいなくちゃ何もできなくなってしまっていた私だったから、もうどうしていいかわからなかった。
試験まであと1週間しかない。来週はまた仕事の面接もいくつか入っている。
どうしよう。。。どうしよう。。。どうしよう。。。
ムーのルームメイトの居場所がわかったら、すぐ警察に連絡するようにと警察官はいい残して、去って行った。その日、ムーの友達に電話しまくって、何か知っている人がいないか必死で聞きまわった。けど、何もわからなかった。
その日の夜、ムーのルームメイトが、電話してきた。
”ちょっと、何があったの、どういう事??????”
”いや、実は。。。友達のアリっていただろう?俺ら彼にだまされたんだ!”
”どういうこと?”
”アリがいつか、こういう話を持ってきた。アリはあるビジネスをしていて、定期的に客から小切手を受け取ってるんだけど、アリは銀行に口座がないから、俺らにその小切手を現金化してくれと頼んだんだ。そうしてくれたら、いくらかお金をくれるって。。。”
その時はっと思った。いつか、私のアパートに、50万ほどのキャッシュがあった。これなに???とムーにといただしたら、ムーのお父さんが送ってくれたのだという。そのお金で、車を買えといったのだという。半信半疑だったけど、それ以上は聞かなかった。
ルームメイトは話を続けた。
”その金が、なんかやばい金だったらしいんだよな。”
”やばい金って、あんたたち、アリが何やってたか知ってたんじゃないの???”
”まあ、だいたいは。。。”
”そんな、ただ小切手をキャッシュするだけで、どうしてそんなに大金をくれるのよ、やばい事してたに決まってんじゃン!”
”。。。。。”
その会話で、いろいろな事が判明した。ムーは実はこの1年間、学校に行っていなかった事。ムーの学費をバックアップしてくれている人が、学費を送るのをうちきった事。その理由として、ムーの成績ががたおちして、学校からドロップアウトしたからだという事。。。
学校に行くからというので、車でムーを大学に送りに行った事だって何度もある。そういう時は、図書館で時間をつぶして、私にはいかにも授業をうけてましたというそぶりをしていたらしい。
信じられなかった。
私は気が動転した。ムーと話したかった。話さなければいけなかった。ムーを信用していたから。彼に説明してほしかった。私が納得するように。。。
それと同時に、何かが、一人でいないほうがいいと私に言っていた。一人でいたら危険だ。でも、こんな事両親にはいえない。いえるはずがない。友達だって。。。
その時仲良くしていた、男友達のラジャがいた。勉強をよく教えてくれる人だった。私は、無意識に彼に電話していた。気が動転していた。1秒が1年間くらいに感じられた。
”助けて。。。。。。”
ラジャはすぐうちに来てくれた。とりあえず、一緒にいてくれた。”落ち着いて”。でも涙がとまらなかった。頭の中が、ぐるぐるぐるぐるまわっていた。
何を信用したらいいの?何を信用しちゃいけないの?ムーは私の彼で、ソウルメイトだよ。彼がそんな事するわけない。そんなの、信じられない。
ラジャはやさしく肩を抱いていてくれていた。私が寝れる状態になるまで、ずーっと一緒にいてくれた。そんな日が何日が続いた頃、ムーから、電話があった。
No.2 に続く。No.2をご覧下さい。(またきえてなきゃいいけど。。。)
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ユウさま、竜王さま、ハッピーライフさま、凛さま、相互リンク有難うございます。ここ最近ちょっとはずれてますが、いつもは普通の日記(?)書いてますので、どうぞ宜しく。。。
No.1より*****************
今日からは、ちょっと自分の事を書いてみようと思う。過去の整理にもなるかもしれんし。ちょっと長くなるけど、読んでくれるかもしれない人たち、ごめんちゃい。
私はこの国のある町に、ちょうど今から8年位前に、日本からたどり着いた。大学を卒業して2ヶ月くらいたった頃。大学付属の語学学校から通い始めた。そこで出会った、アフリカ人と恋に落ちた。彼の名前は、ムーにしとこう(笑)。黒人と、それこそ外国人とすら付き合ったことない私だったから、言葉も通じないし、最初はたじろぐ事ばっかりだった。でも、ムーは私のソウルメイトだった。この世界の、はしっことはしっこから来た私たちが、偶然この国のこの場所で同じ場所で出会い、恋におちた事が、奇跡みたいだった。
とってもやさしい人だった。私たちは、一緒に勉強し、一緒に遊び、互いに支えあった。もちろん喧嘩もたーくさんしたけど、私のムーへの信頼感っていうのはすごいものだったし、とても充実した日々を送っていたのだ。
それから私は、大学院に、ムーは大学に通うことになって、忙しい日々を送り始めた。
2年くらいたってから、ムーの行動が、少しおかしくなった。私に対する態度は同じだけど、勉強に対する熱意とかが、なんとなく薄れていっているような感じだった。ちょっとへんな友達と付き合いだしているみたいだった。でも、私はムーを信用していたから、とりたてて気にもせず、勉強に励んでいた。
そして、3年半がたった。
私は、2つめの修士課程がようやく終わりそうな時期であった。最後の期末試験、これにPassしないと、卒業できない。それにこの時期、就職活動もしていた。日本に帰らず、この国で社会人としての経験をつみたかった私は、外国人として、就職活動に奮闘していた。それはとても厳しいものだった。なにせ現地の人と競争して仕事を勝ち取るのだから。ムーは卒業の段階ではなかった。でもムーがいたから、この国に居残りたいという気持ちも、とてもあったと思う。いつか、結婚できたら。。。彼と離れる事なんて、考えられないのだった。
そんなある日の日曜日の朝6時頃、事件は起こった。
ムーと私は、いつものように、私のアパートでまだ寝ていた。ブザーがなった。誰かきたのだ。電話に出ると、ムーのルームメイトだった。私たちはほとんど一緒に生活していたが、私は私のアパート、彼は彼のアパートがあって、彼にはルームメイトがいたのだ。
"ムーいるか?ムーに下にきてくれるようにって”と、ルームメイトは言った。ムーが下におりていって、なにやら話をして、また帰ってきた。
”ちょっと、でかけてくる。すぐ、戻るから”。
とりたててたいした事はないだろうと思った私は、”うん”といって、また眠りについた。
起きたらもう昼近くだった。ムーはまた帰ってきてない。すぐ帰ってくるって、言っていたのに。
そうちょっと疑問に思い始めた頃、誰かがものすごい勢いでドアをたたいた。
ドンドンドンドン!!!
その音にびっくりした私は、とりあえずドアの除き穴から外を見た。。。が、真っ暗だった。あれ?ドアを開けてみた。
10人くらいのスーツを着た男女がそこに立っていた。のぞき穴を、手で覆い隠して私が中から見えないようにしていたらしい。
”ななさんですか?”
”はい”
”ここにムーさんて方住んでいらっしゃいますか?”
"今はいませんが、私の彼氏ですが”
”ちょっと中を拝見させてもらえます?警察です”
。。。。。は?。。。。。。。。。
ずかずかと、私のアパートに入ってきたその10人の私服警察官たちは、私の部屋を探し始めた。
おろおろしていた私は、ソファーに座り込み、警察官の中の一人が、私に話し掛けはじめた。
"私たちはムーさんではなく、ムーさんのルームメイトを探しているのです。”
”あの。。。何があったんですか?”
"詳しくはまだ言えません。が、ムーさんは、警察で確保されています。ムーさんのルームメイトが、また見つかってないのです。”
2部屋しかないアパートを探し終わるのは簡単な事で、10人の警察官たちは、集まり始めた。警察官は話を続けた。
”ムーさんは、ある犯罪に関わっていた可能性があります。”
"犯罪。。。って、どんな。。。”
"詳しくは言えませんが、お金に関わる犯罪です。人を殺したとか傷つけたとか、そういう事ではありません。今ほかの警察官が、ムーさんを事情聴取しています。”
あまりにもたくさんの事がいっぺんに起こって、私の頭の中は混乱していた。
ムーを信用していた。ムーの言葉を聞くまで、何も信用できなかった。ムーがいなくちゃ何もできなくなってしまっていた私だったから、もうどうしていいかわからなかった。
試験まであと1週間しかない。来週はまた仕事の面接もいくつか入っている。
どうしよう。。。どうしよう。。。どうしよう。。。
ムーのルームメイトの居場所がわかったら、すぐ警察に連絡するようにと警察官はいい残して、去って行った。その日、ムーの友達に電話しまくって、何か知っている人がいないか必死で聞きまわった。けど、何もわからなかった。
その日の夜、ムーのルームメイトが、電話してきた。
”ちょっと、何があったの、どういう事??????”
”いや、実は。。。友達のアリっていただろう?俺ら彼にだまされたんだ!”
”どういうこと?”
”アリがいつか、こういう話を持ってきた。アリはあるビジネスをしていて、定期的に客から小切手を受け取ってるんだけど、アリは銀行に口座がないから、俺らにその小切手を現金化してくれと頼んだんだ。そうしてくれたら、いくらかお金をくれるって。。。”
その時はっと思った。いつか、私のアパートに、50万ほどのキャッシュがあった。これなに???とムーにといただしたら、ムーのお父さんが送ってくれたのだという。そのお金で、車を買えといったのだという。半信半疑だったけど、それ以上は聞かなかった。
ルームメイトは話を続けた。
”その金が、なんかやばい金だったらしいんだよな。”
”やばい金って、あんたたち、アリが何やってたか知ってたんじゃないの???”
”まあ、だいたいは。。。”
”そんな、ただ小切手をキャッシュするだけで、どうしてそんなに大金をくれるのよ、やばい事してたに決まってんじゃン!”
”。。。。。”
その会話で、いろいろな事が判明した。ムーは実はこの1年間、学校に行っていなかった事。ムーの学費をバックアップしてくれている人が、学費を送るのをうちきった事。その理由として、ムーの成績ががたおちして、学校からドロップアウトしたからだという事。。。
学校に行くからというので、車でムーを大学に送りに行った事だって何度もある。そういう時は、図書館で時間をつぶして、私にはいかにも授業をうけてましたというそぶりをしていたらしい。
信じられなかった。
私は気が動転した。ムーと話したかった。話さなければいけなかった。ムーを信用していたから。彼に説明してほしかった。私が納得するように。。。
それと同時に、何かが、一人でいないほうがいいと私に言っていた。一人でいたら危険だ。でも、こんな事両親にはいえない。いえるはずがない。友達だって。。。
その時仲良くしていた、男友達のラジャがいた。勉強をよく教えてくれる人だった。私は、無意識に彼に電話していた。気が動転していた。1秒が1年間くらいに感じられた。
”助けて。。。。。。”
ラジャはすぐうちに来てくれた。とりあえず、一緒にいてくれた。”落ち着いて”。でも涙がとまらなかった。頭の中が、ぐるぐるぐるぐるまわっていた。
何を信用したらいいの?何を信用しちゃいけないの?ムーは私の彼で、ソウルメイトだよ。彼がそんな事するわけない。そんなの、信じられない。
ラジャはやさしく肩を抱いていてくれていた。私が寝れる状態になるまで、ずーっと一緒にいてくれた。そんな日が何日が続いた頃、ムーから、電話があった。
No.2 に続く。No.2をご覧下さい。(またきえてなきゃいいけど。。。)
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ユウさま、竜王さま、ハッピーライフさま、凛さま、相互リンク有難うございます。ここ最近ちょっとはずれてますが、いつもは普通の日記(?)書いてますので、どうぞ宜しく。。。
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